プログラマー 人生設計

プログラマーとしてのキャリアデザイン

 

人生は、自分の思い通りにいくものではありませんが、無計画に流れに任せるのも危険です。

 

運よく、社会人になって、自分に適した職業につくことができれば、それは非常に幸せなことですが、ほとんどの人は、そうではありません。

 

ほとんどの人たちは、会社が安定しているから、という理由で大企業を希望したり、よく名前を聞く会社、という理由で流行の企業を希望します。

 

文系の人たちは、有名大学を卒業しても就職難のため、早くから就職活動を行い、中にはインターンとして働いて、会社の中身を知った状態で就職する人たちもいます。

 

それに対して、理系の人たちは、あまり就職先に困ることはないため、文系の人たちほど企業研究をしない傾向にあります。

 

会社に入ってから、「こんなはずではなかった」、と感じながら、会社を辞める勇気がなく、そのまま居続ける人たちも多いと思います。

 

電通に入社して9ヵ月後、過酷な労働と上司からの嫌がらせで自殺したMさんの問題は、社会問題になりましたが、本当に残念です。

 

参考)電通社員の過労死問題

 

そもそも、嫌がらせをするような人間がいる職場は、ストレスが多い職場である可能性が高いです。

 

意識的、あるいは無意識に、ストレス解消で、自分の部下に嫌がらせをしていることも考えられます。

 

過酷な労働であっても、自ら進んで仕事をしている場合は、通常ストレスは溜まりません。

 

ストレスは、自分の意志に反した行動を強いられた時にたまるものです。

 

おそらく、職場の皆が、厳しいノルマなどで、やらされ感があったのでしょう。

 

できれは、同じ過酷な労働環境だとしても、少しでも自分が興味を持てる仕事をしたいものです。

学生時代にやりたい事を見つけるべき

理想的には、学生時代に、自分が一生をかけてやりたい事を見つけるべきだと思います。

 

人というのは、自分がやりたいことであれば、時間を忘れるぐらい打ち込むことができます。

 

自分の好きなことをして、お金をもらえるほど幸せなことはありません。

 

仕事は辛いものと割り切り、趣味は仕事以外の時間でする人たちがいますが、非常にもったいないですね。

 

そうは言っても、そう簡単にやりたいことを見つけるのは難しいです。

 

というのは、やってみて初めて自分がやりたいことであることに気づいたり、やっているうちに自分がやりたいことになっていくこともあるからです。

 

私は、高校生の時、父が、パソコンブームの火付け役となったNECのパソコン(PC98)をプレゼントしてくれましたが、見向きをせず、そのまま放置していました。

 

 

その後、理工系の大学に入り、プログラミングの実習があったのですが、好きになれませんでした。

 

それが、研究室に入り、半導体の設計に使われているソフトウェアを見たとき、ソフトウェアの可能性に惹かれ、ソフトウェアに興味を持ちました。

 

 

それから、ソフトウェア・エンジニアとしての道を進み、ソフトウェアの勉強をすることが趣味になっています。

 

もし、あなたが、まだ、やりたいことが見つかっていないのであれば、是非、ソフトウェア・エンジニアとしても道をおすすめします。

 

今後、20年以上は、ソフトウェア・エンジニアの職業がなくなることはないでしょう。

 

他の職業と比べると、仕事がなくなるリスクは、限りなく少ないと思います。

 

参考)今後20年生き残るのはプログラマーです。

 

それに、趣味でスマホアプリを制作して、ヒットすれば、億万長者も夢ではありません。

プログラマーは理系だけの仕事ではない

プログラマーというと、理系のお仕事のイメージですが、最近では、文系の仕事にもなっています。

 

理系・文系の区別のない職種です。

 

ちなみに、今どきの経理職や事務職の方は、仕事を効率化するために、Excelのマクロ(プログラム)を作ったりします。

 

参考)Excelでプログラム作成を始めるメリットとマクロの基本

 

そもそも、ソフトウェア工学は、他の学問と比べると歴史が浅く、しかも、どんどん進化しており、最先端のソフトウェア言語は、会社に入ってから仕事を通じて学んでもおそくありません。

 

というのも、世の中に、そのソフトウェア言語を使いこなせる人が、それほど多く存在しないため、企業側も、仕事をしながら育てることを前提として採用するからです。

 

また、最近のプログラム開発ツールは直観的で使い易く、ソフトウェアについて深く理解していなくても、まったく問題ありません。

 

プログラマー(ソフトウェア・エンジニア)の仕事で一番重要なスキルは、どのようにソフトウェアとして実現するかの設計力です。

 

ある目的を実現するのに、どれだけシンプルに設計できるかなのです。

 

そのためには、ソフトウェアの対象となる商品やサービスについての幅広い知識も必要になります。

 

将来拡張することも考えて設計しておかないと、最初はシンプルでも、どんどん複雑怪奇になっていきます。

 

ソフトウェアは、建築と同じように基礎を作ってから積み上げていくものですが、プログラムを書けば、簡単に増改築できるので、基礎部分の基本設計はより重要になります。

 

実は、プログラマーの仕事は、プログラムを書くことですが、どのようなプログラムを書くかを考える設計作業に多くの時間を費やします。

 

つまり、複雑そうな物事を整理する力が求められます。

 

余談ですが、半導体の設計も、昔は、半導体の知識が必要な仕事でしたが、デジタル回路の設計用ソフトの進化で、プログラムを書くことができれば、半導体が設計できるようになっています。

プログラマーとして生きていくための注意点

プログラマーとして生きていくのであれば、ソフトウェア受託企業には入社しないほうがよいです。

 

ソフトウェアを内製化している会社に勤めることが好ましいです。

 

内製化では、プログラマーが、ソフトウェア開発プロセスの全工程を担当することが多いからです。

 

一方、ソフトウェア受託企業は、お客様からの御用聞きであるSE(システムエンジニア)が上流設計(要求定義、システム分析、設計)を行い、プログラマーは、下流工程(実装・テスト)の肉体労働であることが多いのです。

 

ソフトウェア開発プロセスにおいて、作業分担がしっかり分かれています。

 

 

優秀なSEが設計した場合は、設計書通りにプログラムを作ればよいのですが、残念ながら、優秀なSEはそれほど多くいません。

 

その結果、設計の見直しが頻繁に行われ、力づくで完成させるしかなくなります。

 

そもそも、お客様自身が、自分が何をしたいかを理解しないで丸投げすることもあり、そのようなお客様から仕様をを引き出せる優秀なSEは、本当に少ないです。

 

これらが、納期遅延を起こす原因で、ブラックと言われる理由です。

 

しかも、日本では、米国と異なり、ソフトウェア受託企業は、大手企業の「下請け」の位置づけになっており、3K(きつり、厳しい、帰れない)などの厳しい労働環境に置かれます。

 

また、基幹業務などの情報システムのソフトウェア製造販売企業は、コスト削減のため、人件費が安くソフトウェア技術力のある国にソフトウェア子会社をつくっており、日本でプログラマーが活躍できる場が少ないです。

 

 

おすすめは、『自社のPCパッケージソフトを販売している日本企業』、『独自のハードウェアを販売している日本企業』です。

 

高度なプログラミング技術を持っているなら、大手企業の研究所や、グローバルの外資系企業の日本の研究所もありです。

 

今後、20年以上、プログラマーの仕事はなくなりませんが、やりがいを持って仕事をやろうと思ったら、会社選びは慎重に行うことが必要です。

 

参考)プログラマーとして働くのにおすすめの企業